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ソリダリダード・ジャパン「連帯経済勉強会」2022

SSE

グローバル資本主義の限界が指摘される中、世界的に「連帯経済」が注目されていますが、日本国内における認知度はまだまだ高くありません。ソリダリダード・ジャパンは昨年度から「連帯経済」に関する基礎知識の普及のための勉強会を開催しており、今年度は日本国内の地域活性化と連帯経済の関係に焦点を当てた内容で進めていきたいと考えています。


資本効率を優先する企業は、労働力と市場を求めてグローバルにビジネスを展開します。一方で、コスト面等で劣る日本国内の生産拠点は閉鎖され、少子高齢化や人口流出により縮小する地方市場から撤退する企業も増えています。グローバル化・市場経済化の進展に伴い、国内の地域経済は徐々に弱体化しています。このような中、利潤の最大化のみを目的としない「連帯経済」による地域経済活性化の取り組みが始まっています。


本勉強会では、ソリダリダード・ジャパンの代表理事佐藤寛(アジア経済研究所)がコース全体の案内役を務め、地域通貨、労働者協同組合(ワーカーズコープ)、コミュニティビジネス、地産地消、一次産業との連携ビジネス(農業と福祉との連携)、地方と都市部との「連帯」など地域経済活性化のための様々な取り組みを取り上げます。各回ではこれらの取り組みを行なっている企業、NPOなどから講師をお招きするとともに、関連分野の研究者を交えて、連帯経済の可能性や課題についてディスカッションを深めていきます。


今年度の講座は、地域活性化に向けた実践を行っている方、地域活性化のための新たな連携の形を模索されている実務者・研究者の皆様にも参考になる内容です。


なお、本勉強会とセットで、国際開発学会の「社会的連帯経済」研究部会とのコラボレーションで研究会も実施します。研究会では、本勉強会で取り上げるテーマについて、研究者を中心に更に議論を深めていきます。本勉強会の参加者は、国際開発学会の研究会にも参加することができます。

開催概要

日時

2022年4月23日(土)~10月22日8(土) 毎月第四土曜日 (全7回)

第1回は15:00~17:00、第2回~第7回は13:00~14:30。

なお、第2回以降は同日の15:00~17:00に国際開発学会の「社会的連帯経済」研究部会と共催で研究会も実施します。

開催形式

ZOOMを利用したオンラインウェビナー

(申込者には後日受講方法をご案内します。)

定員

各回50名(定員に達し次第受付終了とさせていただきます。)

内容

地域通貨や労働者協同組合などの事業展開をしている企業・団体から講師をお招きし、講演をしていただきます。更に、ディスカッショを通じて理解を深めます。

受講料

第1回(4月23日)は無料。

第2回~第7回のパック料金:12,000円(学生割引7,000)。

第2回以降、各回の受講料:2,500円(学生割引:1,500円)。

国際開発学会会員特典は、学生割引と同額になります。

申込方法

本勉強会の申込は、「参加申込書」をご記入の上、下記メールアドレスに添付ファイルとして送付してください。

なお、件名を【「連帯経済勉強会」2022応募】としてください。

学生割引をご利用の方は、学生証又は在学証明書の写しもご提出ください。

国際開発学会会員特典ご利用の方は、会員番号の記入が必要となります。

 

送付先:

ソリダリダード・ジャパン事務局

japan-info@solidaridadnetwork.org

 

応募メールをいただきましたら、翌3 営業日以内に応募受付完了メールをお送り致します。応募受付完了メールが届かない場合は、上記までご確認のご連絡をお願いいたします。

申込締切

パック割引の場合:5月16日23日(月)

各回受講の場合:開催日の1週間前

お支払い

受講料の支払期日は、開催日の前日となります。

原則として、お支払いの確認後にZOOMリンクを送付いたします。

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スケジュール:

◆第1回 4月23日(土) 連帯経済は地方経済活性化を後押しできるのか 

◆第2回 5月28日(土) 地域通貨によるコミュニティづくり

◆第3回 6月25日(土) 信用金庫と地域経済

◆第4回 7月23日(土) ワーカーズコープと活力ある地域社会の実現

◆第5回 8月27日(土) 農福連携による地域の活性化

◆第6回 9月24日(土) 「よそ者」と社会的企業

◆第7回 10月22日(土) 生産者と消費者の連帯